「日本最弱の世代」

少し前に印象的なタイトルをみた。内田樹氏によると、今の三十代後半から四五歳前後が「日本最弱の世代」なのだそうだ。その世代は比較的豊かさを知っており、上の世代にうっとうしい人間が多いので、不機嫌で文句ばかりいう。えぐるような批判がうまく、ものを壊すことにエネルギーが向かうらしい。

ある人に対する鞘当てかと思いつつ、当然こちらとして心中穏やかではない。その世代に自分も入っているからだ。よほど鬱憤が溜っていたのだろうかと察しつつも、やんごとない事態である。

客観的になるには、自分の立場を除外するに限る。そうして自分を棚にあげてみると、ああ、あの人も、あの顔も、思い当たる手合いはうようよいる。なるほど、確かにそうかもしれない、といつまにか納得しかけていた。そうして、そのトリックにも苦笑いする。大抵のことは大分類してしまえば、どの人にも思い当たる節はある。

つまり、これは占いのようなものだ。
しかし一般論とはそんなものかもしれない。
二十代と六十代は気が合うという論には危惧を覚えつつ、「日本最弱の世代」に関しては覚えておいて損はないと思った。まあ、認めたくないけれど(笑)。